2011-06-01から1ヶ月間の記事一覧

酒場の常連

常連というのはやはり連歌からくるのだろう。連衆とか連中とか。その宴の場に常に連なるのだから酒場を棲家とするようなものである。やはり酒は部屋ではなく旅先の宿のようなところで集まって飲むのがいちばんである。今宵の料理人は出張料理の専門家。和服…

酔っぱらいの反省

目が覚めたらひんやりとする玄関の敷石にうつぶせに寝ていた。どうやって帰ってきたのかまるで記憶にないが無事に部屋に戻っているので良しとしよう。身を起こして寝室に入りズボンを脱いでベッドにもぐりこむ。次に目が覚めたのは昼過ぎ。水をたっぷり飲ん…

「ハイデガーとトラークル」

93年に出たのだから卒論よりあとに購入した書籍で後期ハイデガーを理解しようとずっと手元にあったものを休日の午前中に眺める。著者の加藤泰義は学習院の哲学の先生でリルケやヘルダーリンにもハイデガーとの関連研究がある。トラークルはランボーに影響を…

所沢けやきホール古本まつり

「懐風藻、凌雲集、文華秀麗集、経国集、本朝麗藻」(日本古典全集 大正十五年)、土田杏村「文学の発生(国文学の哲学的研究第二巻)」(第一書房 昭和三年)、唐木順三「正法眼藏随聞記私観」(筑摩書房 昭和四十八年)、森亮訳「白居易詩鈔 附・中国古詩…

今宵の食事を記録する詩の実験

ニンニク唐辛子味のあさりスパゲティとキャベツにんじん玉ねぎのコンソメスープと豆腐みず菜じゃこのサラダと、キリンラガー缶ビールとボルドーの白ワインと鹿児島産の本格麦焼酎ロック。

言葉は存在のすみかである

経済は世界に通じ、政治は社会を作る、文学は人間と共にある、言葉は存在をここに現す

椿峰のすみか

細雨に煙る林葉の緑、静かに歌う独鶯の声、十年来の肩こりの身、一服の茶に詩心を覚ゆ