2011-08-01から1ヶ月間の記事一覧

所沢で八冊

まずは、安東次男「与謝蕪村」(講談社学術文庫 1991年)。次に、ドナルド・キーン 吉田健一訳「日本の文学」(筑摩教養選18 1972年 函付)、吉田健一「三文紳士」(垂水書房 1963年)、「現代詩集」(筑摩書房 現代文学大系67 昭和42年 篠田一士解説)…

谷保から国立へ

谷保天満宮を参拝。9月1日に都内神社は東日本大震災の一斉祈祷をするとか。高台の参集殿と拝殿に相対する神楽殿を注目。バスで国立高校前へ。お菓子屋さんの二階の部屋が空いている。校門前には確かにクラス演劇の看板がずらり。歩道は林の中を歩いている…

三鷹の同窓会と国分寺の交流会

夕方に三鷹の事務局へ。参加者少数のなか平成卒の各世代三人の男子たちが頼もしい。国高祭当日は朝早く校門前に集合。中座して国分寺のカフェ。もうひとつパーティで満席の様子。昭島の経営者たち三人が同じ高校の同窓とわかる。駅前本屋さんではいよいよパ…

器は割れて布は破れる

遅めの朝すずしい風を感じて起きる。それでも台所で腰に注意しなくてはと思いつつ、流しの下から糠漬けの器を取り出そうとした時。その無印の大きな丼ぶりをひっかけて割ってしまった。大小の破片は糠とともに飛び散った。蓋にしていた黒くなったパスタ皿が…

【菅首相会見】 (3)「歴史がどう評価するか、後世の判断に委ねたい」(26日夕)

「とりわけ自衛隊が国家国民のために存在する、という本義を全国民に示してくれたことは指揮官として感無量であります。そして、明日に向けて生きようとする被災地の皆さん、それを支える被災自治体の方々、さらには温かい支援をくださっている全国民に対し…

【菅首相会見】 (2)「辞職後も原発に依存しない社会の実現に努力する」(26日夕)

「また、さまざまな特命チームを設置して、これまで見落とされてきた課題、例えば硫黄島からの遺骨帰還や、難病、ウイルス対策、自殺、孤立防止などにも取り組んでまいりました。そして、3月11日の大震災と原発事故を経験し、私は、最小不幸社会の実現と…

【菅首相会見】 (1)「やるべきことはやった」(26日夕)

産経 2011.8.26 18:36 (1/2ページ) 菅直人首相が26日夕、首相官邸で行った退陣会見の詳報は以下の通り。 「国民の皆さんに私からご報告をすることがあります。本日、公債特例法、そして再生可能エネルギー促進法が与野党の皆さんの努力によって成立しま…

おなかと背中

胸に対しては腹。ハラは、からだの広がった部分。感情にまつわる語にはなる。肚に据えかねる。ただ内臓を指していうときには、お腹。ナカは、内容とか中身をいう。ウチではなく部屋のナカ。背に対して背中。背は身体の裏側全体を指す。肩や腰の部分を省いて…

季節の変わり目で

昨晩から今朝にかけては強い雨。フェイスブックの動きが加速して、ネット接続しているときにアップルCEO辞任のニュース。代表選は候補者乱立の模様。左肩のコリも完治にはまだまだ、反動なのか右腰が痛む。露伴と小西甚一を読み、夕食には缶ビール一本。…

夕食のカラい四品

焼き魚に大根おろしとキャベツの塩もみと酸辣湯は唐辛子と豆腐には生姜。それから缶ビール。

所沢ブックオフで三冊

銀行窓口に寄ってプロペ通り。意外にも岩波文庫の幸田露伴。「天うつ浪」(前・後)と「太郎坊」。

季節の変わり目は

暑さがぶり返す。たまっていた洗濯をしてベランダに干すが湿気が強い。蝉もからすも騒がしい。予想外の大本命が代表選に名のりをあげ、大物芸能人が暴力団関係者との交際が理由で突如引退し、それから格付け会社が日本の国債を格下げた。天候の不安定に呼応…

やがて筑波の詩人たち

能勢朝次や山田孝雄や川瀬一馬に尾形仂や加藤楸邨や小西甚一。東京高等師範学校から東京文理大に東京教育大学をへて筑波大学。昭和前期の国文学科はいま連歌の神様のもとに。

新宿にて

三時から野村ビル48階の会議室で会社のキックオフミーティング。社長副社長の話のあと各分野六人のスタッフからも今期の目標の発表となる。私も研修ビジネスについて過去二期のふりかえりと今期の数値目標を話す。終わってからは49階のレストラン響で懇…

学術文庫三冊

池袋の夏目書房で小西甚一「俳句の世界 発生から現代まで」、高田馬場のブックオフで平井照敏「俳句開眼」、五十嵐書店で加藤楸邨「芭蕉の山河 おくのほそ道私記」。平井照敏がポイント。

三茶にて

昼どきキャロットタワー26階のスカイレストランで囲む会。大学時代の仲間が新しい連れ合いをみつけ籍を入れた。娘さんと3人を、大学教授夫婦とその娘さんに長野の会社員と政治記者ともうひとり大学教授とわたしの7名で。幹事は新聞記者だが仕事で遅れて…

季節の変わり目に

昼ごろ目が覚めて居間から外を眺める。くもり空。寒さを感じる。わずかな風に枝葉がそよぐ。目を凝らすと霧のような雨。蝉もからすも一声あげるとすぐに止む。しばし静寂。身体にも変化。耳がかゆくて掻くときのように。背中の奥そこの筋が解れようとする。…

もの音がする

物の怪と同じ用法。物は物質ではなく物々しいのモノ。欧州のような不変の要素ではない。何かよく分からないが存在するモノがある。そこにある何かしらの意味も含意する。だから物事も単にモノとコトなのではない。ただ一体としてまとまりを捉えるだけなのが…

武蔵から陸奥へ

滝の城址では戦国期の城主である北條氏照が陸奥守だったと知り、武蔵の国から奥州への最前線だったと感じた。清瀬は柳瀬川から荒川に出る、逆に言えば北関東から南関東を守る大事な関所なのだ。古来おそらく武蔵から陸奥へ兵を進める者は皆この道をたどった…

雨つづく

曇りぞら 雑木林の 葉はぬれて ゆれる戸のおと からす争う

猛暑の翌日の雨

幾日か体温を超えるほどの暑さが続いた。寝苦しい夜が明けて雨になる。やがて強く雷さえも。

8月中に治れば

一点というより一帯。背中の左肩から首にかけて。筋肉が複雑にからんでいる。中身というか奥底。朝また滞ってしまったのを、寝たままであるいは椅子に座って。肩を回し手を当てて。治ればちょうど1年。激痛が走って最初に気功整体師のお世話になったのが、…

土と土地

ツチとトチ。アメやツチと具体的に世界つまりこの世を理解をした先人たち。土からは木が育ち掘れば金が埋まっている。空には陽が照り雲に覆われれば雨がふることもある。チは命や力のチ。血や乳でもあろう。空間的認識では上下の意味でのテンチ。しかし天下…

思想好き

西欧ではルソーとかマルクスとかニーチェとかフロイトとか独特の味のある思想家が生まれそれなりに社会を動かすことになる。でも、思想はニホンゴでいうと「物思い」であり、勧められた態度ではない。考えるのと思うのは明晰さに関してずいぶん違う。思考は…

真夏の昼のコーヒー

あまりの暑さに頭が働かない。お湯を沸かしてキリマンジャロベースの濃いコーヒーを淹れる。牛乳も脇においてのんびり昼のコーヒー。おもえば四半世紀前に駒場の珈琲店でも何をするでもなく濃いコーヒーを飲んでいた。酔いどれ舟というランボーの詩からとっ…

神保町で三冊

夏休み明けの打ち合わせを四ツ谷ですませてから神保町。店頭ワゴンに「日本に就いて」の古本があって解説を友人が書いているのを知る。三省堂の一階で中村真一郎「俳句のたのしみ」(新潮社 平成2年)を買う。文庫で持っていたが「柴田宵曲のこと」には気づ…

東所沢から新座へ

きょうは清瀬方面。柳瀬川をくだる。本郷と呼ばれるのだから集落の中心だろう。武蔵野線の東所沢駅から和田遺跡通りを直角に曲がるところで野に入り丘を下る。どの家の表札も増田さんのエリア。裏山を背に田舎の光景。かなり歩いて滝の城址公園。大石氏築の…

詩話と夜話

夏の日の読書。早稲田の古本屋でみつけた中公新書「魯迅詩話」と渋谷のブックオフで手にした福武文庫の「フランス革命夜話」。前者は易の本も書いた高田淳の、魯迅の旧詩を手掛かりにした革命と文学の深い理解のすすむ好著。後者は東大仏文の系譜の始めにい…

いよいよ今月中に

背中のひだり側の奥の一点、首の付け根でもあり肩の付け根でもあるところ、石のように硬かったのが、いよいよ解れるようになりまた解すべき最終段階に。寝床や椅子で念入りに肩を回し、ぐっと首を伸ばし深く息をする。四肢に広がった滞りもよく揉んで、きょ…

花火夜の面かげ

かがやいて やがて大きな 音がして 祖父とみた夜の 想いにかえる