詩話と夜話

夏の日の読書。早稲田の古本屋でみつけた中公新書魯迅詩話」と渋谷のブックオフで手にした福武文庫の「フランス革命夜話」。前者は易の本も書いた高田淳の、魯迅の旧詩を手掛かりにした革命と文学の深い理解のすすむ好著。後者は東大仏文の系譜の始めにいる辰野隆の、革命の鮮やかな歴史をすてきな文体で読ませる名著。革命も中仏では内山書店と断首台もの違い。