神保町で三冊

夏休み明けの打ち合わせを四ツ谷ですませてから神保町。店頭ワゴンに「日本に就いて」の古本があって解説を友人が書いているのを知る。三省堂の一階で中村真一郎「俳句のたのしみ」(新潮社 平成2年)を買う。文庫で持っていたが「柴田宵曲のこと」には気づかなかった。裏のビルの4階で武部利男「李白小傳」(新潮社一時間文庫 昭和30年 状態良し)、山本健吉編「名作をいかに読むか」(河出新書 昭和30年)。なかでも吉田健一の「失われし時を求めて」が、実によい。