器は割れて布は破れる

遅めの朝すずしい風を感じて起きる。それでも台所で腰に注意しなくてはと思いつつ、流しの下から糠漬けの器を取り出そうとした時。その無印の大きな丼ぶりをひっかけて割ってしまった。大小の破片は糠とともに飛び散った。蓋にしていた黒くなったパスタ皿が残された。露伴翁の「太郎坊」を読んだだけに感じるところあり。寝室では白いベッドシーツが擦れて破けていた。常ならず。