首都圏連合

石原知事は相当アタマに来ていたのだろう。事業仕分けにあったスーパー堤防を必要だろといっても節電啓発大臣はそれを認めなかったらしい。無駄を省くよりもはるかに大事な事業があるのだ。そのあとに「天罰」発言が出る。あれは「我欲」で政治を動かした日本人全体を対象とするもので「東北の人はかわいそう」ともいい、ちゃんとしなければ犠牲者は浮かばれないとも語っていた。しかし鳩山前首相の「方便」発言や、土肥議員の「署名」も、メア前日本部長の「ゆすりの名人」も、言葉が独り歩きして、真実は隠されてしまった。学生のメモは不自然で本人の発言ではない可能性が高い「ゆすり」の場合も米国は一切釈明せず更迭陳謝した。石原知事もすぐに謝罪。しかし問題は、日本の政治のていたらくのこと。福島原発の避難民の受け入れを栃木県知事が表明。政府にいってもらちが明かないからだそうだ。福島県知事の首相への抗議の中には福島県が首都圏の電力の3割を支えているという事実が述べられている。あまりに国はこの非常事態に無策である。松沢知事は上田知事の仲介で都知事選立候補を辞退した。石原知事は4期目に当選したときには松沢氏を副知事とする模様。後継として出馬表明したものの余りに不人気で、東国原が出馬したら負けるという観測だった。しかしこの首都圏の難局に際し14日に予定されていた会見は取りやめになった。松沢氏は松下政経塾出身で山田元杉並区長や民主党内にも人脈がある。この難局を奇貨として何としても首都圏そして日本をつくり替えなければなるまい。