国分寺のカフェで

午後6時のバータイムの少し前にいくとカウンターに若い男性がひとり既にビールを飲んでいてテーブル席にはパーティーの準備がされていた。座るとカウンター越しに社長が、学芸大の学生さんたちのパーティが入っているという。卒業式が中止になり、その代りなのだとか。仕入れは大丈夫かと聞くと長年信頼関係のある問屋さんがちゃんとしてくれていると答え。コンビニが閉まっているので弁当を求める人が多く、いくつか近所のお店の軒下で弁当を売り始めるのだそうだ。ハンバーガーカフェだが、こんな時には日本人はやはりパンでなくてコメなんですね、と。隣の男性はロケットを作っている技術屋さん。立川の会社が停電で退社したが南浦和の自宅も同じグループ、途中で時間をつぶしているのだそうだ。まえは国分寺に住んでいたご常連。パーティーが始まってカウンターも含め店内満員。気の滅入る情報を見ながらひとり飲むより元気になる。社長とは前に来た時も、日本は財政問題などで相当大変なことになるけど、現実に起こっていることをしっかり分析してビジネスをしましょうと話していて、もっと大変なことになりましたねと言われる。その時に新聞屋さんと組んでデリバリービジネスを始めようとしていると聞いていたが、しばらくしてその当人もカウンターに。パーティーが終わると地元のお客さんが続々と集まってきた。青年会議所のつながりが強いらしい。頼もしいなあと思いながら赤ワインを5杯も飲む。