ひどい日本語(産経ニュース)

「また、第2の被災者支援と、これからの復興に向けて、申し上げます。支援物資の供給は、引き続き、充実させて参ります。また、ボランティアの円滑な活動を、震災ボランティア連携室が支援する態勢を取ります。岩手、宮城、福島をはじめ、さらに茨城、千葉など被害は広範囲に及んでおります。こうした全ての地域を漏れなく支援して参ります。その上で、今後は、本格的な復旧復興にも、目を向けて準備を進めていかなくてはなりません。住宅、医療、介護、教育、雇用など、そういった生活の面と同時に漁業、農業そして工業など、生産活動の両面から、この地域全体の、そして暮らし全体の再建が必要と考えております」

 「政府は、被災者生活支援のための対策本部を設けました。ここを中心に、人材を総動員して、各地域の要望を実現できる、そうした態勢を作りました。その一環として、被災地域の行政について、政府の職員も派遣をして支援する。そうした取り組みも進めたい。こう考えております。震災に伴う負担を、個人や個々の家庭だけに押しつけるのではなくて、社会全体、国全体がそれを、負担を分かち合う。こういう姿勢で臨んで参りますので、どうか被災を受けられた方も、勇気を振るって復興に向けて歩んでいただきたい。そのようにお願いを申し上げます」

 「このように政府は、すべての能力を発揮する姿勢で、昼夜を分かたず全力を挙げていることを、ぜひ、国民の皆様にもお伝えしたいと思います。そして同時に、被災を受けられた皆さんをはじめ、すべての国民がこの戦後最大の危機に対して、それぞれ力を合わせ、力を振るって立ち向かっていただいていることに心から経緯を表すと同時に、これからもその姿勢でもって、この危機をともに乗り越えていこうではありませんか」

 「震災発生から2週間目にあたって、これからの国民の皆さんの一層の団結と、一層のこの危機を乗り越えていこうという、そういう気持ちを一つにする。そのことをもって、今日、2週間目にあたっての私からの国民の皆様へのメッセージとさせていただきます」