野田首相は2日放送のTBSラジオの政府広報番組で、消費税率引き上げを含む社会保障・税一体改革について、「国民に負担をお願いする以上、政府だけのそろばん勘定だと思われてはいけない。国民感情にきちっと心に落とす説得をしなければいけない。その先頭に立っていきたい」と述べ、実現に向けて決意を示した。
同時に、「当然、行政改革もやらなければいけない。(国会議員の)定数削減も不退転の決意でやる」と語り、歳出削減に全力を挙げる考えを表明した。
番組は、政府・民主党が一体改革の原案をまとめる前の先月20日に首相官邸で収録された。
(2012年1月2日20時56分 読売新聞)