谷保の富士山 国立の無門関

昼過ぎ下山口から西武線。車中で野ざらし紀行を読む。秋津で降りて新秋津の駅で、河口湖三ツ峠山のパンフを見つける。府中本町で乗り換え、谷保駅で降りて天満宮。鳥居まで列が伸びているのでしばらく並んだら手水舎のもの。拝殿の前はさほど待たずに参拝できた。お守りを買って、裏手の厳島神社も参拝。梅林では焼き芋を買う列。小さな名もない祠に手を合わす。参道を横切って稲荷も参拝。道なりに行くと、あじさい園。このあたりはいい感じだと思ったら、富士山が見えた。手前に山が重なっている。なるほどと合点し、常盤の清水から地下歩道を渡る。甲州街道がくだる所で、ここからも良く見える。お寺の脇を行くと、仮屋上遺跡との表示がある。大学通りを歩くのはやめて、谷保駅からは電車。国立で降りてロータリーをぐるり。富士見通りからも見える。駅前の古本屋で、魚返善雄訳の無門関、「禅問答四十八章」(學生社版)を購入。いよいよ冷え込みが厳しい。もうすぐ4時なので帰宅を急ぐことに。乗継がうまくいき萩山でも待たずにすむ。西武遊園地行きの車窓からは、八坂から武蔵大和まで時折また夕暮れの雲間から見える。