市場調査とマーケティング

市場という見えない存在は大衆をメディアでつないでいる。だから厄介である。経営という観点からは一貫しているのだが、商品開発の段階での市場調査と販売促進の段階でのマーケティングが別物のようにみえてしまう。目の前の潜在ニーズをすくいだし試行錯誤によって顧客サービスとして磨いていくだけなのに。ただ別の切り口もある。誰が最初のお客さんとして反応してくれるかとか、あるいは一定のエリアでどういう特殊性があるかとか。後者をエリアマーケティングというが、パルコという拠点を持つビジネスの経験からそのマーケティングの視力が鍛えられたように思う。さてそのパルコに第2位の株主としてイオンが現れた。筆頭は森トラスト。時代は変わる。