さすが日刊ゲンダイ

官邸周辺ではやるパロディー詩【政治・経済】2011年4月1日 掲載



●笑いたくないが、笑っちゃう
 近ごろ都に、はやるもの。ACの大量広告と、いきなり中継が始まる枝野官房長官の要領を得ない会見。ウンザリしているのは官邸記者も一緒のようで、こんな戯れ歌が出回っている。

「大丈夫?」っていうと
「大丈夫」っていう
「漏れてない?」っていうと
「漏れてない」っていう
「安全?」っていうと
「安全」って答える

そうして、あとで怖くなって
「でも本当はちょっと漏れてる?」っていうと
「ちょっと漏れてる」っていう

こだまでしょうか?
いいえ、枝野です

 AC広告で使われている金子みすゞの詩をもじったものだが、別パターンもある。

「安全?」って聞くと
「安全」と答える
健康被害は?」と聞くと
「直ちに影響はない」っていう

詐欺師でしょうか?
いいえ、枝野です

 他には、AC広告のこんなパロディーも。

「こころ」は見えないけれど
震災利用の「下心」は透けて見える
「思い」は見えないけれど
「思い上がり」は誰にも分かる

 スッカラ菅のことをちゃかしているのは、言うまでもない。