都知事選より重要な都議補選

現職の石原慎太郎が260万票で当選。東国原が160万票、渡辺が100万票、小池が60万票である。いっぽうでもっと重要なのが、すでに昨年7月の杉並区長選に民主党の都議が出馬して空いた議席の行方である。3月11日には本会議で東京都の予算が、これまた世田谷区長選に出馬予定のため会派を離脱した民主党の都議がいたために何とか通った。薄氷を踏む事態なのである。都議会で与党が過半数を握るためには絶対に必要な1議席なのである。そして無事に自民党公認の候補が勝ち、4選目の石原広域都政が力強くスタートできることになった。思えば山田前区長が昨年夏の参院選に立候補したという意味は都政において実に大きかったのである。