国立市長選とドイツワイン

商工会に足を運ぶと三多摩は市によってずいぶん政策が違うのだということに気づかされる。八王子に行った日、ふと桜を見ようと国立駅でおりたら街中で立川青年会議所のチラシを見つけた。検索すると国立市長選の立候補予定者の討論会が火曜にあるのがわかった。本社に夕方出て社長と中華街の交流会のフォローなどを打ち合わせしたあと国立駅に。始まるまで時間があるので北口のいつものワインバルで白ワインを二杯。バスで芸術小ホールへ。300人ほどであろうかホールは満員である。3人の立候補予定者がいて、一番良いのは保守系のガマさん。谷保生まれ谷保育ちの元市役所職員で故山口瞳の小説にも登場する。現市長は4年前には推薦をうけた共産党が離れて市議の独自候補者をたてたため苦境である。高校のOBが出馬して票の分散を招いた4年前と逆の構図になる可能性がある。しかし自治体経営は大変である。財政はひっ迫し駅前再開発では議論が空転。なにも国立だけではない、国分寺や小金井もそうだ。ヒダリはみな大震災をきっかけにあれもやるこれもやると言い始めた。国家の破たんは大震災で先送りされたわけではないし危険は深まっている。地震津波で戦さが終わり復興を始めたのではなく、福島原発の問題と並走して財政危機の戦さが始まったとみるべきなのに。これから4年は大変な時代だと思う。早めに会場を後にしてバスに乗ってまた国立駅に。飲み足りないから赤ワイン3杯。営業に来ていたドイツ人からティスティングにと白1杯に赤2杯。シャルドネリースリングブレンドは飲みやすく、種が同じでも熟成期間で糖度がまるで違う赤はドイツ風の勉強になった。