石にかじりつく首相がかなめ石に

論説委員の友人が普通の人なら職を投げ出したくなるのに凄いものだと評価しているのを聞いてなるほどと思った。福島原発の避難所で無視して帰るのですかと言われごめんなさい反省しますと答えたと知って怒りが解けた。土下座の謝罪に行くのでもなく被災者をお見舞いするのでもなく。何をしているのだと批判はあるが現場の声を聞きに行っているのだ。会議が乱立しているのは無能な族議員がヘンなことを言ってくるのを防いでいるし閣僚以外の民間人から参与として意見を聞いているのは業界と癒着している官僚の力を殺いでいる面もある。それでけでなく政治家はマスコミと日々言葉を武器に戦っている。妖怪変化たちとの戦いは相当な重圧に違いない。何をやっても反論が出る。自衛隊を10万人投入したのは最大限の実績だし福島原発の視察で信頼のおける現場の所長を知ったことが破滅的状態を回避したのかもしれない。いまやがれきだ放射能だといわれている首相。会見で宿命という言葉を使ったという。政治的動乱の中でかなめ石の状態だ。すさまじい風圧に耐え次の大災害を防御しているとみる。決して捨石ではない。