三多摩の新人市長ほか

東京の多摩地区では五人の新人市長が誕生した。注目は小金井と東大和と国立の三市。小金井と東大和は、長期政権だった現職を新人が破った。しかし情報公開をうったえる元新聞記者と車座集会で票を伸ばした市議の長老で新市政は好対照である。国立は十二年ぶりに保守系政権が生まれた。票が割れなければ勝つというのが国立の政治風土。二大政党制が根付いていると皮肉を言うこともできる。これは三多摩ではないが三十歳で当選した夕張市の元東京都職員にも注目だ。市長とはいえ年収が約三百万円。全国知事会会長には京都府の山田知事が就いたが埼玉の上田知事と三票差だったのも見逃せない。これから先十年三多摩の政治が楽しみだ。