羽村ゴノカミと立川パピルス

青梅商工会議所の帰りに羽村の会社を訪ねる。駅を降りてすぐのところに、まいまいず井戸。鎌倉時代頃と井戸掘りの技法から推察されると案内板にある。江戸時代に熊野井戸と呼ばれていたのは隣接する五ノ神社が熊野五社権現だからで祀られたのは8世紀宝亀年間まで遡る。創建は推古9年で西暦601年。会議所の担当者から一度見た方がいいと言われ6月1日にできたばかりの立川グランデュオ6階フロアへ。ハンズビーなどの雑貨店が確かにとてもいい。なかでもオリオン書房パピルス店。様々な形状の本棚にまるで誰かの蔵書のように大きさもまちまちの新刊が並ぶ。POPもなくジャンルも緩やかで選書方針が好ましい。内藤濯(あろう)訳「ルナアル詞華集」(グラフ社・平成15年)をみつけ驚いて購入。解説で紹介の警句和歌訳なるものもすごい。