李白の詩人たち

渋谷の李白で一一会。カウンターには二月に西海岸へ転居する常連女性で、近所の和菓子屋さんでバイトをする話。新聞社で美術展担当の旧友が奥村土牛やクレーの話をして帰ると、すれ違いで銀座の美術商が入ってきて、子規の掛け軸の話。会とは別だが、大手電機会社で経理の要職にある定年間際の常連男性が、酒の強そうな若い女性二人とテーブルに。堀口大學全集を買った話。会は初めての戦略系コンサルから小冊子「十三日会」をいただく。吉田健一のランチョンの会をモデルに青土社社長が20年余り続けた詩人や編集者の会とか。遅い時間にフリー編集者の若い女性。詩心ある四人の並ぶ脇に立って話す私は生酒「酒仙李白」の四合瓶を空ける。