駒場で酩酊船 椿峰で西武線

駒場の谷筋にあった珈琲屋から出発した。麹町の谷筋にブックカフェをつくった。三田用水が流れていた道沿いの食堂へバイト帰りに通った。いまは玉川上水からの支流があった道沿いのバルが行きつけである。川筋が気になった。野川をさかのぼり公園近くに引越したことがある。淀橋に向かう水道道路沿いにいた人と、笹塚の玉川上水の水面がみえる部屋に住むようになり、そして飯田橋の大曲近くのマンションに引越した。その関係が終わったあとは水道町ワンルーム。つぎは思い切って月島に。神田川ではなく隅田川。月の満ち引きで水面は大きく変わった。一年ほどで駒場の高台へ。谷筋の酔いどれ舟の崖の上。渋谷川の酒場には船ではなく徒歩で通うようになった。起伏を楽しみ常盤松の部屋にもずいぶん訪れた。思い切って椿峰に。目黒川ではなく綾瀬川。高台の雑木林の一年は素晴らしかった。小手指原には幾筋もの川。多摩湖まで歩いてもさほど苦ではない。武蔵野を走る西武線に乗れば多摩川沿いの酒蔵もすぐである。