夕陽に影の富士を拝む

はじめて立川のフロム中武での古書展にでかける。中村真一郎「樹上豚句抄」(東京四季出版・限定千部)、角地幸男訳「ドナルド・キーン自伝」(中公文庫・「私と20世紀のクロニクル」改題)、川村二郎「和泉式部幻想」(河出書房新社)、安東次男「物の見えたる」(人文書院・函少毀れ)。昼食をとってモノレールで本社。社長と話しながら少し作業。京王線を使って新宿へ。支社でコメの資料を手に入れる。高田馬場より西武線。疲れたけれど座れず。萩山の待合室で10分待ち。日が傾いたらだいぶ冷え込んできた。空には雲一つない。終着駅でおり遊園地の脇を歩くと車の列がふと切れて湖の先に見事なシルエットがみえた。みとれて歩みが停まる。東空は美しい月。