橋下・松井両氏が逢坂民主WT座長と会談 都構想対応で

2012年1月23日朝日関西

 大阪都構想への対応を議論している民主党の大都市制度ワーキングチーム(WT)座長の逢坂誠二衆院議員は23日、大阪市役所で大阪維新の会代表の橋下徹大阪市長、同会幹事長の松井一郎大阪府知事と会談した。

 逢坂氏は会談後、「2年前に閣議決定した地域主権戦略大綱に沿って、地域で決定したことを尊重すべきだと思う」との見解を示す一方、「(法改正は)前原誠司政調会長の判断になる」と態度を保留した。

 橋下氏は「こちらの考え方は完璧に近いくらい理解してもらった」と述べた。ただ、松井氏は会談のなかでみんなの党自民党が作成している地方自治法の改正案に賛同するよう要望。「賛成という言葉はいただけなかった」と明かし、「民主党に都構想の意味があまり伝わっていないと感じた。都構想は民主党の中では主流ではないと思った」と指摘した。