椿峰中央公園と弘法の三ツ井

部屋を出てマンション脇の階段をのぼって緑道を東に歩く。ニュータウンの真ん中に管理会社のブースとみずほ銀行のATMがある。椿茶屋なるそば屋もある。中央公園の案内板には椿峰の由来が記されていて、新田義貞が陣中ここで椿の枝を箸として食事をしたとか。椿の古木があって目印になっていたとか。

六ツ家川をこえて送電線のたくさん立つ西所沢の尾根道へ。ところどころ茶畑が残る起伏が楽しい。踏切を渡りすぐ曲がって170センチ高の西武池袋線のガードをくぐる。六所神社は参拝客もまばらで御札の頒布はもうやっていなかった。

六所神社とは府中の大国魂神社もそうよばれていることから数字の六ではなく「録所」ではないかと言われる。国府ではなく郡衙の近くにある郡内諸神の登録場所という具合に。あちらは多摩郡でこちらは入間郡

東川に沿って東にすすむ。金山町の西友の裏に案内板。弘法大師がみつけたと伝えられる三ツ井だそうだ。いまはひとつだけ一番ひがしの井戸が残っている。このあたりは鎌倉街道と南北で交差する要衝である。武蔵の国府になってもおかしくはない。所沢神明社は列が長くできていて断念。元日でもないのにこんなに列ができるなんて初めてだと地元の人がしゃべっている。

所沢プロぺ通りのブックオフで「中村光夫唐木順三吉田健一」を買う。吉田健一の解説は川村二郎さん。西武百貨店の地下で秩父錦特別本醸造とフランスパンとブリあらに豚ロース。