首相 原発対応の作業員ら激励

菅総理大臣は、東京電力福島第一原子力発電所の事故で、後方支援の拠点となっている「Jヴィレッジ」を訪れ、事故の対応に当たる作業員や自衛隊員を激励しました。
菅総理大臣は、16日昼すぎ、自衛隊のヘリコプターで東京電力福島第一原発から南におよそ20キロにある運動施設「Jヴィレッジ」を訪れました。そして、細野原発事故担当大臣や福山官房副長官とともに、福島第一原発の吉田所長をはじめ東京電力や関連会社の社員、施設で勤務する医師らと直接会い、原子炉の現状や事故の対応に当たる作業員の労働環境や健康状態について説明を受けました。このあと、菅総理大臣は作業員100人余りを前にあいさつし、「原発の最前線で闘っている皆さんのおかげで事故の収束に向けてだんだんと前に進んできている。本当に厳しい環境だが、日本を助ける、日本人を助ける、その先頭に立っているんだという心意気で、これからも頑張っていただきたい」と激励しました。また、30人程度の自衛隊員に対しても、「この原子力事故への対応が日本の防衛そのものだ。政府も皆さんと一緒の立場に立って頑張るので、今一層の奮闘をお願いしたい」と訓示しました。菅総理大臣は施設内のところどころで、作業員から握手や写真撮影を求められ、終始、笑顔で応じていました。(NHKオンライン 7月16日 22時17分)