岡田幹事長 歳出一時差し止めも

7月28日 19時10分 NHK
民主党の岡田幹事長は、記者会見で、赤字国債発行法案が今の国会で成立しなければ、歳出の一時差し止めも考えざるを得なくなるとして、速やかな成立に向けた自民党公明党などの協力を重ねて求めました。
この中で、岡田幹事長は、赤字国債発行法案の成立の見通しが立っていないことについて、「法案の扱いを誤ると国債の格下げや価格の下落などにつながりかねない。日本の経済に重大な影響を及ぼしかねない、せっぱ詰まった事態だ」と述べ、危機感を示しました。そのうえで岡田氏は「もし今の国会で法案が通らなければ、歳出の一時差し止めも考えざるを得ない。日本経済の心臓部に直結する問題なので、理由なく先延ばしすることはやめていただきたい」と述べ、速やかな成立に向けた自民党公明党などの協力を重ねて求めました。また、焦点となっている子ども手当の見直しについて、岡田氏は「民主・自民・公明の3党の実務者協議の結果を踏まえて、早いタイミングで政策責任者レベルで一定の合意に達することを強く期待している。必要があれば幹事長レベルでもしっかり協議しなければならない」と述べました。