日月神社から千体地蔵堂へ

夏休み週間。きょうは東村山方面の散策。昔から暑いときに歩きたくなる。ミネラルウォーター片手に所沢駅から南下。緑が増え坂道になり製茶所がある。柳瀬川北面のわずかな高台にある日月神社。表示に秋津村の我がまま殿様と日月大明神の祠の神木との昔話。歳の数より一匹少ないトンボの塊をケヤキにぶつけると木の股からエノキが生えてきて唖になってしまったとか。二匹の色の違うトカゲがその枯木の根元に姿を消した。暑さゆえの幻なのか。柳瀬川沿いに路地を迷いつつ久米川辻やら元弘の板碑のある徳蔵寺を見て回る。支流の一つの前川のいくつかの小橋がよい。古い畑の中の尾根道を進み八国山を見遣ると山口あたりより田舎である。正福寺千体地蔵堂は都内唯一の国宝で1407年の建立。北条時宗が鷹狩りに来て具合が悪くなり夢に出てきた地蔵の丸薬で治ったという言い伝え。地蔵信仰は江戸時代。借りた小さな仏像を願いが叶ったらもう一つ奉納するという。まるでフィギュア。東村山駅前の日高屋で中華そばを食べる。