プレ・リブリ展と中古本ショップ

夕方まだ小一時間あるので神保町を歩くが収穫なし。茅場町の紙会社ギャラリーで知人のグラフィックデザイナーが写真家とはじめたリトルマガジンレーベルの展示会。そのレセプションに、紙と印刷フェチの旧友と訪れる。すでに3年前の恵比寿の個展よりも、厚みというか幅というか奥行きというか、立体あるいは空間の要素が加わって面白い。コンセプト寄りのデザインからモノの具体的なバリエーションに関心が移っているらしい。会場で築地場ゆかりの関係者と久しぶりに。鉱石ライター、絵本作家、アートマネジメント会社社長。帰ろうとしたら建築事務所の主宰とそのスタッフ。みな女性だ。東西線で乗り継ぎのために降りた高田馬場ブックオフ。びっくりするような収穫あり。細川護貞「細川日記(上・下)」(中公文庫)、尾崎雄二郎・島津忠夫・佐竹昭広「和語と漢語のあいだ 宗祇畳字百韻 会読」(筑摩書房)、尾形仂「俳句の可能性」(角川書店)。みな男性。