大阪市:副市長に村上総務局長ら 1枠は民間人…橋下市長

 大阪市橋下徹市長は17日、空席となっている副市長(定員3人)に村上龍一総務局長(60)、前市建設局長で市の外郭団体「都市技術センター」の田中清剛理事長(61)の2人を起用する方針を固め、市議会に伝えた。31日に開かれる市議会に人事案として提案する。残り1枠については民間人を起用する考えを表明しており、今後人選を進める。

 副市長を巡っては、橋下市長は2人を内部登用する方針で、総務局に人選を指示していた。関係者によると、総務局側は今月、市の現職幹部とOB計数人をリストアップした。今年度末に定年退職する村上局長はこのリストに入っていなかったが、橋下市長が人事・労務に詳しい村上局長の抜てきを決めた。田中氏は技術職系の副市長として都市計画の担当になるとみられる。

 村上局長は北海道大を卒業後、75年に市役所入庁。財政局契約総長、契約管財局長などを務めた。田中氏は京都大大学院を卒業後、75年に入庁。建設局土木部長や市道路公社理事長などを務めた後、昨年度末に退職していた。【林由紀子】

毎日新聞 2012年1月18日 2時30分