年越しの酒 年明けの酒

卯年さいごの夜は黒ビールを飲みながら、ソーセージとポテトのバター炒め。干しブドウとミックスナッツ。クリームチーズを塗ったフランスパン。黒ビールの後は芋焼酎お湯割り。日付が変わって辰年。中氷川神社へ初詣で。ガラスのぐい飲みでシングルモルト九谷焼のぐい飲みで梅酒。

首相 国家国民のための議論を

NHK 12月30日 21時25分
野田総理大臣は、消費税率を引き上げるための政府・与党案が固まったことについて、30日夜、記者団に対し、「大きな前進だ」としたうえで、「真に国家国民のための議論をしよう」と述べ、来年の通常国会で必要な法案を成立させるため、野党側に真摯(しんし)に協力を呼びかけていく考えを強調しました。
この中で、野田総理大臣は、消費税率を引き上げるための政府・与党案が固まったことについて、「国民に負担をお願いする話なので、政権与党としてつらく重いテーマだが、民主党税制調査会で、誰も怒号を上げずに意思決定できたのは大きな前進だった」と述べました。そのうえで、今後の与野党協議について、「いかなる政党も社会保障制度を持続可能なものにしていかなければならず、安定財源が必要だというのは、十分理解できるはずだ。政局に絡めるのではなく、真に国家国民のための議論をしようと呼びかけていく」と述べ、来年の通常国会で必要な法案を成立させるために、野党側に真摯(しんし)に協力を呼びかけていく考えを強調しました。また、消費税率の引き上げ時期を半年遅らせたことについて、野田総理大臣は、「原案に比べて半年遅れる分、基礎的財政収支プライマリーバランス」の半減に向けて、少し苦しくなるが、その分を新成長戦略の加速や日本再生戦略の実施で補うことで2015年度までに赤字を半減することは死守をしていきたい」と述べました。さらに、野田総理大臣は、議員定数などの削減が消費税率引き上げの前提になるのかどうかについて、「まずは隗(かい)より始めよ、みずからの身を削れという国民の声が大変大きいことは十分承知している。議員定数や公務員の人件費削減などの努力を行い、税率の引き上げを行っていきたい」と述べました。

離党届9人 新党「きずな」結成へ

NHK 12月31日 4時13分
民主党に離党届を提出した9人の衆議院議員は、年明けに発足させる新党について名称を「きずな」とし、代表に内山晃元総務政務官が就任することを決めました。
民主党の小沢元代表に近い衆議院議員や鳩山元総理大臣に近い衆議院議員、合わせて9人は、野田政権が目指す消費税率の引き上げは、先の衆議院選挙の政権公約に反しており、容認できないとして、今月28日に離党届を提出しました。そして、政権公約の実現を旗印に、年明けに新党を結成するため、調整を進めた結果、新党の名称を「きずな」とし、代表に内山元総務政務官が就任することを決めました。また、幹事長に渡辺浩一郎氏、政策調査会長斎藤恭紀氏、国会対策委員長豊田潤多郎氏が、それぞれ就任する方向となりました。内山氏らは、今後、党の綱領や政策などについて調整を進めたうえで、年明けの来月4日に総務大臣に新党結成を届け出ることにしています。

常盤松の部屋 渋谷川の酒場

ミヤケマイの展示会に行って、作家本人から作品や画集のことを詳細に聞くことができた。帰り入れ違いにやってきた有名人に麹町でブックカフェをやっていたと紹介された。駅を超え常盤松のマンションへ向う。サンフランシスコに引越す夫妻の部屋に、精神科医など多くのゲストが集う。思えばニューヨークから来た時のパーティーにも日本酒を持って行った。酒場で知り合った若いカップルが10か月になる赤ん坊を連れてきた。獺祭発泡酒、梅酒、赤ワイン。岸君がその酒場に先に到着していた。テーブル席には毎年12月30日にくるというおじさんグループ。小料理李白の忘年会。和風のつまみに李白を一合おちょこで3杯ほど。先のカップルがやってきて店主に挨拶。芸大講師でプログラム言語を教えているという旦那に、新機軸を開発しようという造形作家を紹介する。カウンターで常連男性が黙々と飲む年の瀬。遅くなってから、最近よく来るようになった、新進女性アーティスト。何を作っているのかよく知らないが、今宵は酒場の梯子みたい。

ミヤケマイとの会話

例えば、作品のタイトルが「仲間」で併記して「Garden」とあるのをみて、その「ズレ」が面白いというと、作家はすぐにそれを「補完」と言いかえた。詩のようなものがアクリル板に白い文字で書かれていて光があたって影が写っている。日本語の「かげ」は「Shadow」ではない。そのズレについても指摘すると、コトバはこれまでの作品集では「ト書き」のように他の造形作品の章の扉にあるのだと説明を受ける。画廊に頼んだ1冊目、版元に任せた2冊目とちがい、3冊目の作品集ではカタログではなく、会場にいるように、ひとが作品の「一部」しか見ていないことも表現したという。

駒場で酩酊船 椿峰で西武線

駒場の谷筋にあった珈琲屋から出発した。麹町の谷筋にブックカフェをつくった。三田用水が流れていた道沿いの食堂へバイト帰りに通った。いまは玉川上水からの支流があった道沿いのバルが行きつけである。川筋が気になった。野川をさかのぼり公園近くに引越したことがある。淀橋に向かう水道道路沿いにいた人と、笹塚の玉川上水の水面がみえる部屋に住むようになり、そして飯田橋の大曲近くのマンションに引越した。その関係が終わったあとは水道町ワンルーム。つぎは思い切って月島に。神田川ではなく隅田川。月の満ち引きで水面は大きく変わった。一年ほどで駒場の高台へ。谷筋の酔いどれ舟の崖の上。渋谷川の酒場には船ではなく徒歩で通うようになった。起伏を楽しみ常盤松の部屋にもずいぶん訪れた。思い切って椿峰に。目黒川ではなく綾瀬川。高台の雑木林の一年は素晴らしかった。小手指原には幾筋もの川。多摩湖まで歩いてもさほど苦ではない。武蔵野を走る西武線に乗れば多摩川沿いの酒蔵もすぐである。

國常立尊 多満自慢

五日市線の東秋留で降りる。二宮神社の境内では初もうでの準備で地元の男たちが大勢いた。そそくさと國常立尊に手を合わす。神社前の澄んだ池には水鳥とたくさんの小さな鯉がいた。駅から反対に行くと滝山城を通り八高線小宮の駅までの散策ルートがあるらしい。拝島駅を降りるとロータリーの用地買収。のんびり歩いて石川酒造へ。雑蔵というそば処はそれほど混んでいない。多摩の恵のペールエール。3点前菜盛り合わせにあらばしり。もりそば。接客も良いし、また来たいと思う。駅前のコンビニにもずらり多満自慢。コンコースから夕陽に富士山のシルエット。