同配置の建物跡を確認

奈良時代紫香楽宮跡滋賀県甲賀市)で、天皇が住み、儀式も行った内裏とみられる区画から大型建物跡が見つかり、18日、同市教育委員会が発表した。以前の調査で見つかった同規模の建物跡と合わせ、内裏に2棟の大型建物が東西に対称に並ぶ構造だったことが判明。この配置は、ともに聖武天皇が手掛けたとされる恭仁京跡(京都府木津川市)でもみられるが、重要な建物は中軸線上に一列に配置されることが多く、並列するのは珍しいという。
2012年01月18日 共同